2008年9月18日(木)
体の水分のバランスを保つ仕組み
体内では、いくつかのしくみが協調して働いて水分バランスを維持しています。そのうち、最も大切な作用の1 つがのどの渇きです。
体が水分を必要とすると、脳の奥にある神経中枢が刺激され、渇きという感覚が生じます。この感覚は、体が必要とする水分量が増えるにしたがってますます強くなり、その感覚に従って、人は体に必要な水分を飲むという行動を起こします。 体内の水分が過剰になると、のどの渇きはおさまります。
水分バランスを維持するもう1つのしくみは、脳の基底部にある下垂体と腎臓が関係しています。
体の水分が少なくなると、下垂体は抗利尿ホルモン(バソプレシン)を血液中に分泌します。抗利尿ホルモンは腎臓を刺激して水分を保持させ、尿の排出量を少なくします。
体内の水分が過剰になると、下垂体は抗利尿ホルモンをほとんど分泌しなくなり、腎臓は余分な水分を尿として排出するようになります。
体は必要に応じて、水分を体のある部位から別の部位へ移動させることができます。水分の喪失が激しいと、血液中の水分量が減少するので、失った分が補われるまでの間、体は細胞内の水分を血液中へ移動させます。
体内の水分が過剰になると、血液中の水分量が増加するので、体は水分を血液中から細胞の周囲へと移動させます。
このようにして、血液量と血圧を比較的一定に保つことができます。





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