2009年10月27日(火)
水は低いところにあるものでしょうか?
『中国の思想家・老子はこんな言葉を残しました。
「最高の善とは、水の働きのようなものだ。水は立派に万物の生長を助けて、しかも争うことがなく、多くの人々が嫌う低い場所にとどまっている」
水は低いところにあるという老子の言葉のとおり、海面より低いところにある湖もあります。地上にできた窪地をアチといいますが、アチは水の多いところでは湖になり、水のないところでは砂漠になっています。世界ではもっとも低いアチはヨルダン川の南端の湖、死海です。死海の湖面は海面よりも392メートルも低いのです。その次がヨルダン川北端のチベリウス湖で海面より212メートル低いのですしかし、水はいつも低いところにあるとは限りません。たとえば、日本の都市の大部分は河川の水位より低い所にあります。もし河川が氾濫したらあっという間に町は水浸しになってしまうわけです。ですから、日本の治水はきわめて不利な条件下にあるのです。ちなみに、もっとも高地にある湖はチベットにあり、標高は約5800メートル。ただし、名前はありません。』(「水のおもしろふしぎ雑学」)
老子の言葉どおり、低いところばかりに水があるわけではないようですね。
2009年10月20日(火)
世界的な水不足
『世界的に水不足の危機がじわじわ広がっているという。「水はただ」と思っている日本人にとっては重大さが認識しにくい状況だろうか。しかし、渇水(日照りが続いて水が欠乏すること)は食糧危機に結びつき、紛争の火種となりかねない。中東のイスラエルとヨルダン、パレスチナ自治区をめぐる水の問題も、この地域の関係を複雑化している。地下水に頼るパレスチナ人に対し、イスラエル人はヨルダン川の水を独占していることが、和平問題にも影を落としているのだ。水をめぐって紛争に発展しかねない地域はいくつもある。インダス川上流域をめぐるインドとパキスタンの問題はEXでも取り上げた。チグリス・ユーフラテス川流域のトルコとシリアもこじれている。このほか、近い将来に水不足が深刻化すると懸念する国は多い。AFP通信によれば、メキシコは首都圏の水甕(みずがめ)の貯水率が歴史的な低水準となり、過去最悪の水不足に見舞われているという。水不足が暴動に発展するケースもある。イエメン南部アデンでは8月、水を求める市民らの抗議デモがあり、警官隊との衝突で1人が死亡、3人が負傷した。一方、北部ではイスラム教シーア派の民兵組織と政府軍の戦闘が続く。ロイター通信によれば、渇水が衝突の背景にあるとされており、さらなる攻防の激化が懸念されているという。イエメンの首都サヌアでは8月下旬、地下水が極度に減少し、当局が管理する井戸のおよそ半分が使用禁止となった。水道を使えるのが9日に1日という地区もあるのが実情だ。世界自然保護基金(WWF)のリポートによれば、世界の淡水の70%が潅漑(かんがい、農地に外部から人工的に水を供給すること)で消費されているという。潅漑の井戸は、降雨による補充を上回るスピードで、地下水源から水をくみ上げているのだそうだ。イエメンはその代表格で、1970年代から潅漑農業を拡大し、地下水を大量に使ってきた。イエメンの例を見るまでもなく、水の大半が潅漑用水として使われるのなら、水不足は食糧不足に直結する問題ということになる。日本は食糧の半分以上を輸入に頼る。現状で水に困っていない日本人が、食糧問題を通じて世界の水不足の深刻さに気付く−、そんな日がこないともかぎらない。』(イザ!)
2009年10月13日(火)
地震・雷・火事・親父の雑学
昔から怖いものの例えで”地震・雷・火事・親父”などと聞きますが、最初の3つは天変地異なのに、なぜ”親父”だけ人間なのでしょう。
江戸時代にこの言葉が生まれたそうです。
そして現在とは違って”地震・雷・火事・山路”と言われていました。
山路とは ”山嵐”(山に吹き荒れる大風・突風・突然の台風)の意味です。
江戸時代には天気予報などがありませんでした。
そのため台風は突然やって来たのです。
対策などしていなかったので被害が大きく、恐れられていました。
最後の言葉が”山路”なので天変地異でうまくまとまっています。
”親父”は、語呂が似ているので、天気予報が出てきた明治時代頃から”地震・雷・火事・親父”となりました。
今回の台風18号では風と雨で大型トラックが横倒しとなり、港に積んであった多数のコンテナが高波に押し流された事は記憶に新しいことですが、台風も人工衛星で見る事は出来ても防ぐ事が出来ません。自然が怒ると恐いですね。
2009年10月5日(月)
クマノミの生活
イソギンチャクを住処にしているクマノミという生き物をご存知でしょうか。
ディズニー映画『ファインディング・ニモ』公開後、人気者になりました。
イソギンチャクは“刺胞”と呼ばれる毒を持っていますが、クマノミの体の粘膜にはこの刺胞に対する免疫がある為にイソギンチャクに住むことができます。
クマノミはイソギンチャク付近に産んだ卵を世話します。
オスのクマノミは卵に新鮮な水を送ったり、ゴミなど汚れを取り除いたりします。
メスのクマノミは、外敵から卵を守ります。
そして産まれたクマノミの赤ちゃんですが、イソギンチャクの毒、刺胞に対する免疫がないため、2週間ほど浮遊生活を送った後、適当なイソギンチャクへ定着するそうです。
産まれたイソギンチャクへ帰る確立はほぼ無いそうです。
また、クマノミは一番からだの大きいものがメス、二番目に大きいものがオスです。
この二匹がペアとなり、産卵します。三番目以降はオスでもメスでもありません。
そして、メスが死んだりいなくなったりしたら、二番目に大きかったオスがメスに、三番目に大きかったものがオスとなり、ペアになるそうです。
水族館へ出かけた時はこのことを思い出して観察してみようと思います。




