名水ツアー 第4回 【天の川:奈良県洞川神泉洞】
第4回名水ツアー2004年6月12日 龍伝説の天の川名水ツアー!
協力:株式会社洞川神泉洞・工場
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| 丹生川上神社 日本最古水の神様 | 名水『天の川』洞川神泉洞工場前にて | 工場説明 天然の水をボトリング |
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| メーカー工場前でパチリ | 採水地見学 神泉洞入り口 地元では『龍』伝説 | いざ入洞 |
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| 洞内 まさに龍のウロコ状 | 龍のおなかの中みたい | 神秘的な源水地(普段人は入れない場所) |
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| エコミュウジアム見学 | 昼食はアマゴ料理を堪能 おいしかった! | 天河弁財天 芸術、芸能人のメッカ |
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| 普段見られない貴重な資料に感激。ネットで公開できないマル秘展示物まで見ました。 | 展示資料 天岩戸開きの図 | 展示資料 神代の鈴 |
ツアーおまけ不思議体験
(その1)
現地、事前調査2回も神泉洞内撮影における写真、ビデオがほとんど映らなくて困った。(結局3回目、「禊(みそぎ)」を行い写真、ビデオ撮影をした結果O.K)
(その2)
当日カメラマンのH氏も洞内の写真がほとんど写らずショック! (ホームページでは一部、事前調査の写真を掲載しています)
(その3)
ツアー当日、出発1時間前は雨が降っていたのに、出発時は雨がやみ、バス出発後まもなく雨が降り出した。 現地近くなると雨がやみ、現地での視察、観光は絶好の天気。 大阪への帰路、バス走行中は大雨。帰阪、水来に到着すると雨がやんでいた。 偶然でしょうか?
Pick Up!
会員の中島先生の文章を載せさせてもらいます。
「名水「天の川」のふるさと・奈良県洞川神泉洞を訪ねて 付録:古寺を訪ねて 」
水来会員No.410 中島勝利
台風が温帯低気圧に変わり本州に雨雲がおおっています。朝から小雨がぱらつく中での出発になりました。天気予報では少しずつ回復に向かうということです。今回で数えて第四回目になりました。
振り返れば第一回目は岐阜県「高賀の森水」を求めての旅でした。美濃市の花みこしの群の中に社長がはまってしまい、一時抜け出すことが出きず「消息不明」になるという事件が起こりました。「うだつ」をこの目で見て「うだつがあがらない」はここに語源があるということを勉強しました。
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第二回目は三重県「森の番人」を求めての旅でした。社長はエプロン姿で留守番役でした。桟敷で気温十度という寒さの中でざるそばを食べました。わさび田のオーナーの西さんのわさびにまつわる「長い話」を聞きました。第三回目は高知県「海洋深層水」を求めての一泊二日の旅でした。ホエールウォッチングをしましたが残念ながらホエールとは対面できませんでした。「初音」で昼食を食べました。おいしい鯨料理に舌鼓しました。あのおいしい味を忘れることができません。海洋深層水の露天風呂にもつかりました。蟹がたくさん挨拶に来てくれました。
「水来」を八時二十分に出発しました。今回は女性客が多いようです。横浜からインターネットで応募して参加している女性の方もおられます。今朝、夜行バスで「水来」に着いたそうです。今回の責任者である川見さんからの挨拶がありました。それに引き続き社長の挨拶、そして店長の藤井さんの挨拶へとマイクが回されていきました。最後に第一回からお世話になっている添乗員の鎌田さんの挨拶がありました。
藤井さんから1.ビールを飲まれる方は挙手してください。(数名) 2.チューハイを飲まれる方は挙手してください。(数名) 3.麦茶を飲まれる方は挙手してください。(たくさん) 4.ホットコーヒーを飲まれる方は挙手してください。(たくさん) 私はホットコーヒーに挙手しました。すると川見さん曰く、「ホットコーヒーは湯が沸かないので、もう少し待ってください」
これからお伺いする天の川の生産工場が、テレビ画面に写しだされています。美しい自然の中に、うっすらとした茂みの中に神泉洞が見えます。カメラアングルは神泉洞の中に変わりました。五名程しか入ることができないそうです。たくさんの人が入ると岩が崩れるとのことです。神秘の世界です。私達の中で、この洞窟に入る五人を後で選ぶことになっています。洞窟の中から湧き出る水が「天の川」と皆様に親しまれています。湧き出ている水は深いところで一メートル、そこから一キロメートルのパイプラインで工場に水を引いているなどと、社長が熱っぽく補足説明をしてくださいました。
私は以前に勤めていた学校で、夏に二年生はいつも林間学校の取り組みで大峰山・稲村ヶ岳に引率しました。男子生徒は大峰山登山を、女子生徒は女人禁制のため稲村ヶ岳登山をしました。朝、大阪を出発して昼食を洞川の流れを見ながら食べさせました。水は透き通っておりとても冷たく感じました。今もその時の水の冷たさを肌が覚えています。昼食終了後、旅館街までの約四キロメートルを歩かせました。引率する我々としてできるだけ多く歩かせることによって、疲れの倍増計画を考えます。そうすることによって、その夜は健やかにお休みになっていただくことを願います。
余談はこれくらいにしておきましょう。バスは高速を下り国道一六九号線に入りました。橿原に向かっています。川見さんが「湯が沸きました。コーヒーを飲まれる方は手を挙げてください」 九名の方が希望しました。「コーヒーはインスタントですが、水は天人の水を使っています」と補足説明がありました。藤井さんがコーヒーを配り始めました。バスは揺れています。転ばないように慎重に運んでいる姿がありありと見えます。
転んでしまうと「伝説」としていつまでも残ってしまいます。ここで社長が「危ない」を連発しながら、藤井さんを手伝い始めました。ここが社長のやさしい面で、見ていてほれぼれします。無事、私のところにもコーヒーが届きました。「コーヒーはおいしかった。社長、川見さん、藤井さん、気遣いありがとう」 バスは橿原を通過して休憩地点、大川に向かっています。
現在九時三十分です。自己紹介がありました。「マイクを順番に回しましょう」とある会員の方から提案がありましたが、社長がその声を冷たく却下しました。そして、「皆様が前に出て、お顔を見ていただくことによって、帰る頃には親しみも増していることでしょう。一人ずつ前に出て自己紹介をお願いします」と社長の言葉がありました。兵庫県からこのツアーに参加している小学校の先生の自己紹介もありました。
「水」をテーマにした研究発表をこの秋にするために、その研究の一環として参加しているとのこと、盛大な拍手を送りたいと思います。・・・「頑張れ、先生」 前述の横浜から参加されている方、ご夫婦で参加されている方、などの自己紹介があり、たくさんのお友達ができた気分になりました。
「こんにゃくの大川」という旗が見えてきました。大川着九時四〇分。こんにゃくの産地で、キャッチフレーズに「食物繊維を豊富に含んだこんにゃく食パン」と書かれて並べられているパンを私は物珍しげに見ていました。おでん風のこんにゃくを二個(一個五十円) 食べました。まろやかな味がついていておいしかったのですが、からしを少しつけたつもりであったのですが、とてもよくきいて鼻にツーンときました。社長が「そんなにたくさんつけたらだめだよ」という警告が私にあったにもかかわらず・・・他の会員の方もこのこんにゃくを召し上がっておられました。
十時五分、大川を出発しました。先程飲んだコーヒーがおいしかったので、「こんにゃく後」のコーヒーを川見さんにお願いしました。帰路の時、この大川を通過するとのこと、その時はからしを少ないめに少ないめにしてこんにゃくを食べることにしよう。
まもなく、吉野下市にある日本最古の水の神様・丹生川上神社に到着します。日本最古の水「名水いのちの水」を飲みました。異口同音に「少しこけくさい臭いがする」という声が聞こえてきました。私もそのように感じました。石碑に書かれている「万緑や名水走るここ太古」ということばがとても印象的でした。境内の孔雀がキィーキィーと泣きながら羽根を広げるとのこと、また拍手をするとそれに応えて羽根を広げるとのことでした。
十時三十五分、この神社を出発しました。後、四十五分位で洞川神泉洞に着くとのことです。洞窟の中に入る五名の選出が始まりました。私は「希望します」と挙手するつもりはありましたが、言い換えると、神秘の洞窟内の様子をメモしたい気持ちはありましたが、私の一票をあの研究発表の資料作りのために参加している小学校の先生にお渡ししたいという気持ちから希望しませんでした。五人以上の希望者がいたため、川見さんがくじを作って円満に入る方が決まりました。
急カーブの連続です。身体が右、左に大きく揺れます。左右には天に突きささるような勢いで伸びている樹木が乱立しています。自然の荘厳さに圧倒されます。青々とした、そして水々しい川の流れに身をまかせたくなるような気持ちでいると、バスはトンネルの中に入りました。皆さんはすっかり打ち解けて、あちらこちらで笑い声が起きています。トンネルが連続してありました。そして、「天の国・天川村」の案内が見えてきました。観光バスとすれ違いました。十津川村との分岐点も通過して、道は一段と狭くなってきました。
添乗員の鎌田さんが温泉に入る人数を確認して、チケットを購入に行きました。バスの中で鎌田さんが戻ってくるのを待っていました。ここから二名の方が合流しました。社長から紹介がありました。(株)洞川神泉洞の工場長と地元の方の二名です。雨はすっかりやんでいます。曇空です湿気も感じられずさわやかです。
(株)洞川神泉洞着、十一時二十分。以下工場長説明です。 1.神泉洞からパイプで工場に水を引いている。 2.一日約八〇〇〇本製造しており、熱処理はしない。 3.二日間検査をして出荷している。 4.生の水を使っているので在庫は置かない。 5.キャップを開けるとすぐに飲まなければならない。空気を入れるとばい菌が入る。毎週土曜日は工場内の虫を駆除している。 6.山の中であるのでカビ・浮遊菌がいるのでフィルターをいくつも重ねて処理をしている。
バスの中で選ばれた方が、洞窟の中に入ることになりました。岩崩れの心配があり、たくさん入ることはできません。兵庫県から「水」に関しての研究目的で来ている小学校の先生も準備しています。洞窟の入り口まで全員で行きました。その入り口に神様が祭ってありました。工場長が鍵を開けました。「行ってきます」 「いってらっしゃい」という言葉が交差しました。長靴をはいてカッパを身につけ、懐中電灯を持って入って行きました。
見送っている私達は、中から冷気が噴きだして来るのを感じ取ることができました。周辺には冷気が漂いました。私は洞窟内では温度が下がり身震いをするのではないかと想像しました。入り口から少し足を踏み入れると、水を汲み上げているパイプがありました。中の方から、また「行ってきます」とかすかな声が聞こえて来ました。約四〇分間の洞窟内の旅です。私を含め見送り組は、近くにある洞川エコミュージアムセンターをお伺いしました。大峰山系の自然がいっぱい展示されていました。自然を学び、自然と親しむことができました。
次に名水百選に選ばれている「ごろごろ水」を見学しました。「神の聖域・採水を禁止します」という標識が出ていました。添乗員の鎌田さんが「時々、ごろごろと聞こえるでしょう」と私に話しかけてきました。そこで、確かに耳をすまして聞くとごろごろと聞こえてきました。鎌田さんはここに以前何度か訪れているとおっしゃっていました。中で水が反響して起こる現象であると私にその仕組みを詳しく説明してくださいましたが、私はもうひとつ理解できませんでした。
洞窟に入られた方と合流しました。皆さん、口をそろえて、「すばらしかった」 「良かった」を連発していました。ただ、カメラマンの方が首をかしげていました。「洞窟内でシャッターがおりなかった。ストロボを使ってもだめであった。こんなことは始めてだ。神がかりだ」と感想を述べられ、興味をひく発言でした。こちらの社長がご都合悪く、お会いできなかったことが残念でした。
私達一行は「民宿喜楽」で昼食をとりました。清流で育ったあまご、透明な水で作られた豆腐など、我を忘れておいしい食事をいただきました。私は下見に行かれた社長始め、スタッフの皆さんの縁の下の力持ちがあるからこそ、楽しい名水の旅ができるのだと感謝しながら食事をさせていただきました。何事も感謝という気持ちを忘れてはいけないと思います。昼食後、洞川温泉につかりました。古くから大峰山の登山者達の疲労回復に利用されてきた温泉です。名産吉野杉を使った内湯と、温泉気分を満喫できる露天風呂を自慢にしています。
洞川神泉洞を十四時三十分に出発して天川弁財天に向かいました。二十分程で到着しました。鳥居をくぐり、小さな橋を渡り、階段を数えながら上がりました。四十三段ありました。本殿に手を合わしました。弁天様は楽器のびわを持っており、芸能の神様であることを勉強しました。同行者のどなた様かが太鼓を手でたたくと、「たたかないで」と巫女さんに注意される一幕もありました。
境内で白い花を身につけている天然記念物「オオヤマレンゲ」を見ることができました。社長がカメラを持ってその花に鋭く迫っていました。撮り終えた時には笑みがこぼれました。社長が満足そうな笑みを浮かべた時、私自身もいつも一緒に笑み浮かべたくなります。応接間に通してもらい、普段見ることができない書を見せていただきました。「舞」という文字です。普通の「舞」とは違います。表現するのは難しいですが、まるで本当に天女がまっているような「舞」の字です。今までのこのような伸び伸びとした舞っている「舞」は見たことがありません。皆さんはしばらく釘づけの状態になりました。
会員の方が祝詞を上げていただいた後で、有名な先生が書いた「舞」の字を見せていただきたいとお願いして実現したものです。皆さんで感謝の辞を述べて、ここに別れを告げることになりました。
十六時〇〇分、大川に戻って来ました。大阪を出発して最初に休憩した所です。また、私はこんにゃくを食べました。からしを控えめにして・・・添乗員の鎌田さんが「お金使うのはここが最後ですよ」とユーモアたっぷりに言いました。家族・友人にお土産を買って、ソフトクリームを食べながらバスに乗り込みました。小雨が降っています。
「水来」には三十種類の名水があります。毎年、年に一回ツアーに行くとして三十年はかかります。年に二回はツアーに行きましょう。海外にはここ数年で行きたい。・・・社長からこのようなお話がありました。
今回のツアーでは不思議な現象がありました。あの洞窟内でシャッターが下りなかった。弁財天では普段見ることのできない「舞」を見ることができた。そして、出発する時と帰宅する時は雨で、現地にいるときは降っていなかった。不思議なことですね。
バスの中で恒例の「水来に何時に到着するか」のゲームが始まりました。最も近い方に社長からプレゼントが贈られます。皆、メモ用紙に到着時間を予想して書いています。このツアーも終わろうとしています。私達のために、縁の下で準備・企画をしてくださった社長・スタッフの皆様に感謝します。特に今回のツアーの責任者「川見さん」に「優秀賞」をお送りしたいと思います。細かい配慮がひしひしと伝わってきました。この企画が今後も回を重ね、名水ツアーの「輪」が広がっていくことを願っています。ウォーターショップ「水来」の今後の発展を祈っています。 (完)





















