名水ツアー 第5回 【サンダスー:韓国・済州島】
済州島は神様の故郷といわれるほど綺麗な島です。今回の名水めぐりは韓国の名水「Sam Da Soo サンダスー」。
サンダスーの工場見学あり、韓国料理あり、乗馬あり、そして大自然ありの内容盛りだくさん楽しい旅行でした!

協力:韓国済州開発公社・工場
| 竜頭岩 | 同左 | 本場の石焼ビビンバはおいしかった! | メーカー工場前 |
| 工場内部をパチリ | 民俗村 「チャングムの誓」ロケ地だそうです | 日出岬 まさに絶景でした | 「石爺さん」(トルハルバン)守護神なのです |
| ■2日目→ | |||
| みんなで乗馬をしました 日本の馬より少し小さめ? | 標高395mの山房窟寺 | 「キジしゃぶしゃぶ」 | 天帝淵瀑布で記念撮影 |
| 映画「シュリ」のラストシーン? | 夕食はカルビがおいしかった! | 済州島の誕生伝説の「三姓穴」 | 同左 |
| 済州島の自然史博物館 | お昼はみそチゲ鍋 | 外国人専用VIP席から競馬を楽しみました | 水来名水めぐりツアー初めての海外旅行でした |
済州島の紹介
済州島は韓半島南に位置する韓国最大の島。温暖な気候と手つかずの美しい自然が残されており、アジアを代表する休養地として人気のリゾートアイランドです。買い物、エステ、カジノ、食事とすべてソウルに集中してしまいがちですが、実は、この済州島こそが穴場なんです。
漢拏山を中心に360余りの寄生火山と海岸地帯の滝や柱状節理など、美しい火山帯の地形が島全体に広がっており、春は鮮やかな黄色に染まる菜の花畑など周囲は緑に包まれ、海を見下ろせる風光明媚なロケーションは魅力的です。
済州島は韓国の中でも屈指のミネラルの多い豊富な地下水を持ち、その土壌汚染のない韓国済州島の火山岩盤層の地下420mから汲み上げた硝酸性窒素等の有害物質を一切含まない天然水のsam da soo(サンダスー)。その工場見学といった滅多にない体験を楽しみました!
<済州島データ>
面積 : 1,845.92km
人口 : 53万9493人(2000)
Pick Up!
会員の中島先生の文章を載せさせてもらいます。
「韓国済州島・名水「サンダスー」の工場を訪ねて 」 水来会員No.410 中島勝利
二〇〇六・六・九(金)第一日目
私は「五時に起きなくてはならない。寝過ごしてはいけない」という気持ちが強く何度も目を醒ました。目覚まし時計の合図で起きました。目をこすりながら地下鉄の始発に乗り京橋に向いました。京橋六時〇三分発、関空行きがホームに滑り込んできました。車中は私と同じように飛行の旅をする出で立ちの方がたくさんいました。京橋駅の自動販売機で買ったホットコーヒーを飲みながら流れる景色を見ていました。定刻通り七時二〇分に関空の駅に着きました。私は急ぎました。集合は七時半でした。小走りで集合場所に急ぎました。五分前に着き、私が最後でした。
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今回、社長はお留守番ということで見送りに来られていました。社長の挨拶を受けた後、搭乗手続きに入りました。社長の顔がだんだん小さくなりました。「行って来ます」モノレールで搭乗口に移動しました。「ああ、大韓航空だ!」
始めての海外への名水ツアーです。韓国済州島の名水「サンダスー」の工場を見学してきます。グルメもあり観光もあります。二泊三日の旅です。私たちは期待に胸をふくらませ、機内に乗り込みました。大韓航空七三四便は飛び立つためのウォーミングアップをしています。今、滑走路に向って動き出しました。まもなく離陸です。シートベルトをしっかり締めました。スピードが上がってきました。乗客乗務員が救命胴衣の着け方を説明しています。最初に韓国語が流れ、次に日本語が流れています。そして英語が流れました。日本語で「まもなく離陸します」と機長のアナウンスがありました。今、離陸しました。午前八時四二分です。少し耳がツーンとします。上昇しています。水平飛行に入りました。シートベルト、解除です。機内サービスが始まりました。
日本の幕の内弁当です。おにぎりが六個とひじき・大豆・たまご・焼きさばが入っており、きれいに全部いただきました。乗客乗務員の方は流暢な日本語で接していただけるので、欧州の旅とは違いとても助かります。私は韓国語の会話の本を持ってきたのですが、それを使う必要もなさそうです。「ホットコーヒーをください」と日本語でお願いしました。新聞を読んでいる人、友達と雑談をしている人、居眠りをしている人がおり、機内での過ごし方は様々です。搭乗する時、ゴルフバッグを持っている方をたくさん見かけました。
済州島は「東洋のハワイ」といわれ、風光明媚な所であると聞いています。そこでおいしい空気を吸って、週末のゴルフをエンジョイするのでしょう。「まもなく、到着します」とアナウンスがあり、シートベルトを着用しました。下降を始めました。今、着陸しました。午前一一時〇六分です。
「アンニョンハセヨ」(こんにちは)晴天が私達を迎えてくれました。日本との時差はありません。出迎えのマイクロバスに乗り込みました。こちらの通訳ガイドさんの自己紹介がありました。「金美景です。五人に一人が金です。私は美しい景色と書きます」とユーモアを交えての紹介がありました。金さんが「ここは新婚旅行のメッカです」とお話をされた後、ご夫婦で参加している人に対して、「旧婚旅行でも差し支えありません」と話を切り替える話術もあり、楽しい旅になりそうです。
最初の見学地・竜頭岩に向っています。韓国は男尊女卑の国であって、今もなお、その考えが残っているとのことです。岩が竜の形をしており、その竜を拝むと男の子が産まれるといわれたそうです。約二〇〇万年前に、ハルラサンの溶岩が噴出してできたのが竜頭岩です。アベックが立ち入り禁止の中に入り、その岩の側で記念写真を撮っていました。ガイドさんが「あのような恥ずかしくて失礼なことをするのは韓国人に間違いありません。日本人は絶対しません」というお話がありました。私は「なるほど」と思いました。
楽しみにしていた昼食です。竜頭岩から約三〇分でレストランに着きました。石焼ビビンバです。韓国流石焼ビビンバです。日本で食べるビビンバとはまったく味が違います。「おいしい」の連発です。日本で食べた時のように、もやし、ぜんまいが入っていませんでしたが、おいしかった。「鉄の箸」を経験しました。ゴミを出さない工夫であるらしい。箸は重かった。食べる前に写真を撮るのを忘れていました。スプーンでかき混ぜてからそのことに気がつきました。
今回の旅のメインは「名水・サンダスー」の工場見学です。まもなく到着です。社長は出張のためお会いできませんでした。二人の方が丁寧に案内してくださいました。日本語版のビデオによる説明がありました。済州島はミネラルの多い地下水を持ち、地下四二〇メートルから汲み上げた有害物質を含まない水・天然水がサンダスーです。サンダスーの工場は韓国政府がバックアップしており、一日の生産量は八六八トンと厳しく決められています。
工場内は取水・ろ過・ペットボトルの洗浄・包装まで完全にコンピユータ制御されていました。それぞれの係の人は正常にコンピュータが動いているかをチェックしていました。サンダスーの商品が陳列ケースの中に展示されていました。その中に日本の屋久島の縄文水や黒部の氷筍水なども展示されていました。悲しいことに私たちの「天人の水」が見当たりません。私たちがお土産に持ってきたこの「天人の水」をぜひ展示して欲しいとお願いしました。会社側の方は気持ち良くこのことを承諾してくれました。一時間と少しの見学はとても有意義なものに終わりました。現地のガイドの金さんが、「私は始めてここに来ました。「水」のことに関して専門的なことばが入ってくるので、それを通訳することができるか心配していました」とおっしゃいました。私はこのことばが印象深く心に残りました。金さんは明るく、ユウーモアもあり、仕事に対しての強い熱意が伺えます。
民族村に向っています。約三〇分で到着するとのことです。日本語を話せる民族村の女性が私たちを待っていました。重要文化財に指定されており入場料も不要でした。その案内役の女性は、まず玄関の石門について早口な日本語で説明してくれました。その石門に二本の棒がかかっておれば当分帰宅しない。一本の場合はすぐに帰宅する。全てはずしている場合は在宅を意味している。このように説明をしてくださいました。このようなことができるのは泥棒がいないからであると付け加えてくれました。その女性の案内で村の中に入って行き、説明を聞きました。
済州島は海に囲まれた火山島のため、風が強く石が多い。バスの中から、家並みに石が積み重ねられている風景を見ました。韓国は一夫多妻であったこともあり、男性は少なかった。酒を飲みすぎて亡くなっていったので女性が多い。茅葺き屋根の集落には今も人が住んでおり、その部屋の中を見せていただきました。村の中に黒豚が一頭いました。韓国では縁起の良い動物とのことです。私たちは順番に棒を持ち、その棒で黒豚のお腹をこすりました。するととても気持ち良さそうな仕草をしました。妊娠三ヶ月という馬もいました。ちょうど毛が生え変わる時期で背中は汚く見えました。
最後に茅葺き屋根の部屋に通され、「漢方」の説明を受けました。鼻炎に良いとされるお茶を試飲させていただきました。高価な「馬の骨」「冬虫夏草」のお話もありました。また、日本でも放送されている「チャングムの誓」のロケがここで行われ、私たちをガイドしてくれている女性も出演したと、私たちに嬉しそうに報告してくれました。
民族村の余韻を残して、私たちは日出岬に向いました。まさに絶壁といわれる風景が私たちの目に飛び込んできました。その高さは一五二メートルあり、ぎざぎざの石ころがある噴火口まで登り、初日の出を楽しむとのことです。我々日本では一月一日の元旦の日の出を拝みます。しかし、こちらでは旧暦の一月下旬か二月初旬の日の出を拝む習慣があるそうです。ここから見る日の出はたぶん感動的で、荘厳さを感じることでしょう。入江ではサザエやアワビなどを取る海女の様子も見られるそうです。仲間がみかんの一種であるデコポンを買ってきてくれました。ガイドである金さんも、運転手さんも、皆でバスの中で食べました。とても甘味があり大好評でした。
ホテルに向っています。「ニュークラウンホテル」で一旦荷物を置きます。その後夕食に行く予定です。車中で金さんが民族村の入り口にあった「石爺さん」(トルハルバン)の説明をしてくださいました。それは石の神様であり、それを四キロおきに置いて道しるべとしました。大きな神様を町の入り口に置き、魔除けにしました。男の子が産まれるようにと出産の神様にしました。それは守護神であると言われているが、起源はいまだ謎のままらしいです。このようなお話を聞いているとホテルに着きました。日出岬から約一時間かかりました。
各部屋に荷物を置き、私たちはロビーに集合しました。ホテルを七時に出発して夕食に向いました。今夜の献立は「海鮮寄せ鍋」です。定番のおかずが出されました。どこの店に行ってもこれはお客さんに振舞われ、お代わりは自由です。その内容は、?白菜キムチ ?大根キムチ ?韓国海苔 ?イカの塩から ?じゃこと青唐辛子 ?ポテトサラダです。店によっては若干その内容は代わるようです。イメージしたほど辛いものではありませんでした。寄せ鍋の中にはエビなどの海の幸がぎっしり詰まっていました。
その寄せ鍋に舌鼓をしながら、生きているタコを一人前注文することになりました。そうなのです。皿の上で動いています。箸でつかもうとしても皿に吸着して離れません。やっとの思いで離し、わさび醤油か塩入りゴマ油で食べることになりました。あちらこちらで悲鳴が聞こえます。口の中でひっついて暴れます。皆で「キャー、キャー」といいながら食べました。タコにとっては受難の日になったようです。
楽しい二時間の食事タイムが終わりました。皆で相談してホテルの近くにあるカジノを見学することになりました。私は始めての経験で興味津々でした。入口付近に日本語で「始めての方はルールを教えます」と書いた案内がありました。日本語が聞こえてきます。ほとんどが日本人客のようです。「バカラ」「ブラックジャック」「ルーレット」があるそうで、私はずっとルーレットを見学していました。チップの賭け方がだんだん分かってきました。日本円も通用します。たくさんの一万円札が泡と消えていくようでした。所詮、ギャンブルでは始めは勝てても結局は負ける運命になっているものだと、心の中で思いながら見物していました。店の方に「撮影厳禁」といわれ、カメラをカバンの中に片付けるようにいわれました。
今晩宿泊するホテルまで歩いて帰ることになりました。道路を横断しようと思っても、横断歩道のような所が見当たりません。車はビュンビュンとスピードを出して走ってきます。手を挙げて車が停止するのを待って横断しました。スリルのある夜の散策でした。ホテルには十時過ぎに帰りました。それぞれの部屋でくつろぐことになりました。私はシャワーを浴びてテレビのスイッチを入れました。なんと日本のNHKテレビが入るではありませんか。明日の朝、連続ドラマ「純情きらり」を観ることができます。今から少し荷物の整理をしてベッドに入ります。モーニングコールは七時半です。おやすみなさい。
二〇〇六・六・一〇(土)第二日目
おはようございます。いつものように七時過ぎに目が醒めました。良く眠ることができました。今日も天気のようです。私が出発前にパソコンでこちらの天気予報を調べました。旅行中ずっと晴マークでした。八時半にロビーに集合して朝食を食べに行きます。NHKの「純情きらり」を観たいです。それは八時十五分から三十分までです。皆さん、二分位遅刻をします。許してください。
バスの中です。二分遅れの私も参加して、「おはようございます」と挨拶を交わしました。私の今までの経験では、朝食はホテルのバイキングで済ましてきました。添乗員さんが「安価にするために、ホテルでは食事を取らずに街に出て行くスタイルが多くなっている」とお話されていました。約十五分で店に着きました。朝食は「アワビ粥」です。アワビがしっかり入っていました。スプーンでいただきました。鉄の箸で例の白菜キムチ・大根キムチ・韓国海苔などもいただきました。アワビは身体を温める効果があるそうです。旅も二日目に入り、皆はすっかりうちとけて笑い声が絶えませんでした。
トケビ道路到着です。「トケビ」とは「お化け」とのことでお化け道路に到着です。まだ十時にもなっていないのにたくさんの車です。観光客で溢れています。何が「お化け」なんでしょうか。この道路は目の錯覚で下り坂でも車が逆行して上がって行くように見えるとのことです。この区間は約一〇〇メートルあり、実際、傾斜の低い所が周りにある木などの影響で高く見えてしまう現象だそうです。私は首をかしげていました。もう一つ納得いかずここを離れました。再度、ここを訪問して、厳しいチェックを入れたいと思います。
グリーン乗馬場です。広大な土地に馬が群がっています。皆で十五分コースを体験することになりました。馬に乗る前に私はトイレに走りました。ここでハプニングが起こりました。私はとても方向音痴で馬に乗る場所はどこか見失ってしまいました。男の人に日本語で「トイレに行きましたが馬に乗る場所が分りません」といいました。その人は「トイレ」といって指を指すだけでした。そこで私が下手な英語で Where is the horse riding? と聞きました。horseに反応したのか、指差しをしてくれたので場所が分り走って行きました。「何をしていたのですか」と聞かれました。皆さん、心配をかけました。
隊列を組んで馬が並びました。そこで働いている人にカメラのシャッターを押していただきました。馬はそれほど背が高くなく、高い所から下を見下ろすという恐怖感は全くありませんでした。列を組んで馬は進んで行くのですが、私が乗った馬は時々列からはみ出してはまた列に戻って行く馬で「おーい、どこに行くんだ」と私がしきりに馬に声をかけました。一頭の子馬が母親に付き添ってコースを回っている姿が、心の中に残りました。
無事に乗馬を終え、隣接している射撃場に向いました。私たちはライフル射撃を見学しました。迫力がありました。でも「難しい」というのが実感でした。
次に山房窟寺を訪れました。標高三九五メートルの山房山中腹にある寺で、石仏だけが安置されているとのことです。私は石段を少しばかり上がりました。しかし、それ以上上がることが億劫で苦痛になってきました。もう、それ以上足を伸ばさず、石段を下りて売店で絵葉書を買いました。反省しています。窟寺からはすばらしい眺めを見ることができたのに・・・韓国ではお賽銭には一〇〇〇ウオンなどの紙幣を入れます。硬貨を入れた時に音がなるので縁起が悪いといわれていると金さんから説明がありました。
さて、私がグルメの中で最も楽しみにしていた「キジしゃぶしゃぶ」タイムです。鍋のスープの中に一度の野菜を全部掘り込みました。セリも見えました。沸騰してきたらキジのモモ肉・ムネ肉をそのスープに通して、野菜と共に食べました。実においしい。柔らかな食感とさっぱりした風味がたまりません。食が進みます。しゃぶしゃぶが済むと、たまごを入れて雑炊にして食べました。特別にキジのモモ肉を焼いていただきました。これも口の中がまろやかになりおいしくいただきました。皆、納得するキジ料理でした。
約一時間、おいしい料理で満足感を味わった私たち一行は、天帝淵瀑布に向いました。午後の三時頃到着しました。今日はお祭りでたくさんの店が出ていました。華麗な仙女の橋を渡ると右側前方に滝が見えてきました。静寂な渓谷の雰囲気の中に滝がありました。一段目の滝からは水は流れていませんでした。二段目から滝になっていました。
これは二段目から地下水が豊富に沸き出て、それが滝となり三段目へと流れているということでした。緑に覆われた美しい滝を堪能することができました。滝には天然記念物の大ウナギが生息しているということでした。
小一時間バスに揺られ、あの韓国映画「シュリ」のラストシーンになった「シュリの丘」に到着しました。今、午後の四時半です。今日は昨日と違い、のんびりしたスケジュールです。この丘は海を見下ろせる絶景のポイントであり、若いカップルがここのベンチに座り、海を眺めながら楽しい一時を過ごすということで有名です。私たちもそのベンチに座り、記念の写真を撮りました。そのベンチの前にはラストシーンの写真と二人の台本が書かれたパネルが置かれていました。
映画では療養所という設定であったが、今はリゾートホテルの遊歩道にそのベンチがあるということです。通訳として同行している金さんが、私たち皆にアイスクリームをご馳走してくれました。金さんは結婚して子どもがいるとか、私的なことまでお話してくださいます。とても笑顔があり、私たちの旅を楽しくさせてくれます。
すぐ近くにあるロッテ免税店に立ち寄りました。「ヨン様」の看板が私たちを迎えてくれました。私たちがショッピングを楽しんでいる間、外はどしゃぶりでした。バスに乗ってホテルに向う時には雨は止んでおりラッキーでした。昨日と同じように部屋で休憩して夕食に向いました。
六時半にレストランに到着しました。今晩のメニューは「カルビ」です。それも一人一、五人前です。チシャの上に焼いた肉を置きます。次にみそを置きます。好みによって、らっきょ・菜の花・ニンニクを置きます。それらをチシャに包んで食べます。骨付きカルビもありました。あっと言う間に全部たいらげてしまいました。楽しく語らいながらホテルには八時過ぎに帰りました。私は土産物の整理をしてシャワーにかかりました。その後、テレビを観ながら友人に絵葉書を書きました。明日の朝、フロントに投函をお願いします。今朝のように、明朝の八時半の集合に遅れることはないでしょう。なぜなら、明日は日曜日で「純情きらり」の放送はありません。おやすみなさい。
二〇〇六・六・一一(日)第三日目
おはようございます。最終日です。昨日はロッテ免税店にいるときだけ雨になりました。今は晴れています。今日も七時過ぎに目が醒めました。ロビーに八時半に集まって皆で「おはようございます」と挨拶をしました。バスの中から見る外の景色は少し霧がかかっていました。すぐに朝食の店に到着しました。私は日本でいう「めし屋さん」という印象を持ちました。壁、そして天井に至るまで、日本語でいろいろと落書きがしてありました。大阪のグループの落書きもありました。塩焼きのアマダイがメインです。こちらではアマダイは高級品で牛肉より高いそうです。
「韓国料理は辛くもなく、あっさりしているのが特徴で、ソース・醤油はほとんど使うことがない」と、店の方が日本語で説明してくださいました。たまご焼も出ましたがやはり塩味でした。ここでもおいしい味覚に心を奪われ、店を後にしました。店を出る頃には霧は晴れていました。
「三姓穴」に到着しました。日本語で解説した掲示物が入口にありました。また、三姓神話を解説する日本語版ビデオも見ました。また金さんの解説もありました。日本語版のパンフレットもありました。
島がまだ無人島であった太古の時代に、高・梁・夫という三人の神が穴から出てきました。彼らは狩猟をして暮らしていました。ある時、東方から箱舟に乗って三人の女神が漂着してきました。三人の神はそれぞれの女神と結婚して、済州島の前身である耽羅(たんら)という国ができました。三姓穴とは三人が現れた場所で、三つの穴があり、そこから這い上がって来たといわれています。済州島の誕生伝説であり、済州島の原点を見た感じになりました。また、神秘さを感じました。
五分も走らない中に、自然史博物館に到着しました。済州島の民族遺物や生活風俗などの資料を集めて展示していました。済州島を理解するためには役に立つ博物館です。島の生活を再現した民族展示室もあり、興味が引かれました。日曜日ということもあり、たくさんの観光客で賑わっていました。
新羅免税店にいます。金さんが「ロッテ免税店にはない品物がある」とおっしゃっていました。済州島でルイ・ヴィトンの商品を買えるのはここだけだそうです。私は家内にアメジストのネックレスを買いました。喜んでくれることと思います。店内には「チャングムの誓」のビデオが流れていました。
島内で一時間以上移動することはほとんどありませんでした。今回も先程訪れた免税店の近くで昼食タイムになりました。この旅行の最後の韓国・済州島での食事になります。こじんまりした店で愛想の良い奥さんが私たちを迎えてくれました。「みそチゲ鍋」を食べます。「大きい鍋に入ったみそ汁」という表現が当てはまると思います。鍋の中には、エビ・アサリ・トコブシ・バカガイ・カニ・ウリが入っており、みそで味がついていました。海産物をふんだんに味わうことができました。奥さんはたいへん親切であり、食後に私たちにコーヒーを無料でサービスしてくれました。韓国ではこのようなスタイルが多いと添乗員さんから聞きました。
十分程の移動でコピー店に到着しました。私は始め予定表をいただいた時、このコピー店は「何か本をコピーする店なのかな」と不思議に思っていました。出発前に事前学習で「コピー店」で検索しても納得できる答えは出てきませんでした。こちらへ来て始めて理解できました。簡単にいうと、「ブランドに類似した商品を売っている店」ということになるでしょう。実に精巧にできています。素人の目では区別はつきません。昨日も一軒寄りましたが接客態度はもうひとつでした。こちらの店員さんは愛敬があり親切です。私は息子二人にルイ・ヴィトンと称するネクタイを買いました。もちろん、本物より安価です。金さんはブランド志向でたくさんのブランド商品を持っているとおっしゃっていました。しかし、このように仕事をしている時は、カバンにしてもすべてコピー商品であると付け加えておられました。私たちは一時間近くショッピングを楽しんでいました。
午後一時四〇分にコピー店を後にしました。約三十分で食料品店に到着しました。空港での免税店は狭く、品数も少ないということで、最後のショッピングになりました。階段を上がり二階に入ると広い店が広がりました。奥にはキムチが並んでいました。私は親戚のお土産にクッキーとオレンジが入ったチョコレートを買いました。迷った結果、キムチは諦めました。ウオンのお金が無くなってきました。これから行く競馬場の資本を置いておかなければなりません。
最後の見学地・競馬場に到着しました。今日は最高の天気で馬場の状況は「良」です。私たちは外国人でパスポートを持っています。そこで、「外国人専用」のビップ席で競馬を楽しむことができました。また、「ツーリスト専用」もあり、これは国内旅行をされている方の席で、もうひとつ、「プレス専用」もあり、これはマスコミの取材のための席というように分れていました。馬は小柄でロバのような感じがしました。馬場でその馬の手綱を引く騎手の方が馬より背が高く見えました。いつもサラブの競馬を見ている私には少々おかしく思えました。購入用紙は韓国語で書かれているので要領が分りません。こちらの韓国の美しい女性が日本語で「単勝」「複勝」などの記入方法を教えてくださいました。
私たちはそのビップ席に座って、画面に出るオッズを見つめました。日本では馬券は一〇〇円単位ですが、こちらでは円に換算するとニ〇円単位になります。金さん、バスの運転手さんも加わって三レースを楽しみました。誰一人、三レースをして当てることができませんでした。特に三つ目のレースのオッズでは「一枠」が本命であり、それに殆どの人が投票していました。皆、興奮しました。残念ながら三着でした。ニ着までに入っておれば払い戻しがあったのに・・・日曜日ということもあり、競馬ファンで埋まっていました。
今、午後四時半を回ったところです。空港にいます。これから搭乗手続きをします。ガイドの金さんともお別れです。親切に丁寧に案内をしていただきありがとうございました。「チェジュドウ」(済州道)の思い出の中に、きっと金さんのことも深く刻み込まれることでしょう。金さんはいつまでも私たちに手を振ってくれました。「アンニョンヒガセヨ」(さようなら)
大韓航空七三三便は滑走路を滑り出しました。今、離陸しました。午後六時二十分です。始めて海外に出た名水ツアー「チェジュドウ・サンダスーを訪ねて」は成功の中で幕を閉じようとしています。普通ではなかなか訪れることができないサンダスーの工場見学をしました。すべて自動化されており、商品の安全性が確立されていました。私たちは貴重な体験をしました。私たちがお願いした「天人の水」もあの陳列ケースの中に展示されていることでしょう。また、いつどこで食べても韓国料理はおいしかった。私は特に「キジのしゃぶしゃぶ」が心深く残りました。鉄の箸で食べるチャンスを作りたいと思います。
再度訪れたい島、それは済州島・チェジュドウです。思い出を創ってくれてありがとう。私たちは感謝の気持ちでいっぱいです。現在六時五十分です。機内食が出ました。サンドウィチと巻き寿司二個とオレンジジュースです。「シートベルト着用」とサインが出ました。少し揺れます。乱気流に入ったのでしょうか。七時十八分、「まもなく関空に到着します」とアナウンスがありました。
このツアーを企画していただいた「水来」のスタッフの皆様、ありがとうございました。私たちが目の見えない所でたくさんの苦労があったことと思います。添乗員の「鎌田さん」、ありがとう。たくさん、気を遣わして申し訳ございませんでした。まもなく着陸します。機首が下に向いているようです。海が見えます。着陸しました。七時三十八分です。帰って来ました大阪へ・・・ (完)






