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名水ツアー 第6回【月のしずく:和歌山・橋本】

名水ツアー 第6回【月のしずく:和歌山・橋本】

今年も『名水ツアー』を企画しました。弘法大師ゆかりの地 
神秘の水と言われる水『月のしずく』行ってきました!!

協力:ゆの里

バスにて出発同左慈尊院に到着高野山ガイド犬の2代目ゴン
丹生都比売神社に向かいます 宮司の丹生さん宮司さんからお話を伺いました。
丹生都比売神社を後にします。湯の里、専務さんからお水などのお話うかがいました。これからお昼です。 お昼ご飯。(月のしずく付き)
秋の風景もとても綺麗でした。富有柿狩りの説明を受けます。その場で剥いて食べたり、持ち帰る柿を選んだり。 同左
 
のんびり風景これから温泉に入ります。 湯の里さんで育てている蘭  

Pick Up!
会員の中島先生の文章を載せさせてもらいます。
「和歌山県橋本市・神秘の水「月のしずく」を訪ねて 」    水来会員No.410 中島勝利

二〇〇七・十一・十七

 

 今回の名水ツアーは、和歌山県橋本市にある「月のしずく」です。集合時間の八時半までに参加者が、これから始まるドラマに夢を膨らませて「水来」に集まって来ました。車内で「水来」のスタッフによる点呼を済ませ、バスは定刻にゆっくりと滑り出しました。

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車内で社長の挨拶が始まりました。「名水ツアーは今回で六回目になります。そして、来年で「水来」は十年目を迎えます。汚れた水を自然に戻す試みの特許申請をして七年間かかりました。この十月に特許がおりました。水の浄化を無料で世界に広めたいと思います。特許証第4019209号 発明の名称【水の浄化システム】今後も水のことに関心をもって頂ければありがたいです」

 

出発して約三〇分です。バスは軽快に高速を和歌山方面に向って走っています。今日は快晴です。スタッフより希望者にビール・ジュース・コーヒーが配られています。今回の参加者がいちばん多いようです。私が存じている方も何人かおられ「水来の同窓会」のようです。

 

九時を過ぎてから自己紹介が始まりました。今回は様子が違います。今までは運転席の後の最前列に出ての自己紹介であり、お顔もよく拝見することができました。席に座ったままで、順番にマイクを回しての自己紹介でした。従来のやり方が良いという感想を持ちました。

 

自己紹介が終ったところで富田林を通過しました。大阪府紀見峠(河内天見)でトイレ休憩になりました。私は第二回の「森の番人」のツアーを思い出していました。あれも十一月でした。あの日は寒風が吹きました。震えながら桟敷でざるそばを食べました。わさび作り名人の方のお話も聞きました。再度バスは十時過ぎに全員を乗せて動き出しました。・・・

 

今日お世話になる「ゆの里」の看板が見えました。後二十五キロと表示されていました。外気温は十三度という表示もありました。バスが橋を渡りました。進行方向の右側に視線を送ると中州が見え、紺碧の川面が飛び込んできました。私は思わず「美しい」と感じました。川の名前の表示を捜しましたが見当たりませんでした。紀ノ川でしょうか。両サイドに柿の木の景色が流れて行きます。大きく見事な柿です。このツアーには柿狩りも予定されています。今から楽しみです。

 

バスは国道二十四号線を走っています。閑散とした住宅街を走っています。人の姿は殆ど見かけません。慈尊院まで後五〇〇メートルと案内がありました。十時二十八分に到着しました。慈尊院に関するビデオを観賞後、住職からユーモアを交えた説明が約三〇分ありました。

 

二〇〇四年七月に「紀伊山地の霊場と参詣道」としてユネスコの世界遺産に登録された。弘法大師は高野山参詣の要所に当たるこの九度山の地に高野山全体の庶務を司る政所を置いた。年老いた大師の母は、香川県善通寺市から息子の大師が開いた高野山を見るためにやって来たが、当時女人禁制になっていたために、麓にあるこの政所に滞在して本尊の弥勒菩薩を厚く信仰した。大師は高野山から母のいる場所に九度も、それだけ頻繁に下りて来たことから九度山という地名がついた。母が死亡する時、大師は弥勒菩薩の霊の夢を見たので、廟堂を建立して弥勒菩薩像と母の霊を弔った。母が生前弥勒菩薩を熱心に信仰していたので、慈尊院は女人の高野山参りが盛んになり「女人高野」と呼ばれるようになった。

 

昭和六十年代に雑種の白い野良犬が高野山の参詣者やハイキング客を案内するようになった。いつのまにか、「ゴン」と呼ばれるようになり、高野山までの約二〇キロの道のりを往復した。。平成元年から住職が飼い主になった。マスコミにも取り上げられて話題になった。長く険しい山道を連日歩き続けた。晩年、白内障も患い、老衰で平成十四年六月五日に息を引き取った。大師の母の月命日の日に亡くなった。境内の大師像の横にゴンの碑が建てられている。

 

住職のお話の余韻を残して、バスは十時二十四分に慈尊院を後にしました。約三〇分で次の目的地・丹生都比売神社(にふつひめじんじゃ)に到着します。車内は和やかな話し声が聞こえます。予定通りの時間に神社に着きました。バスを降りて眼前に見えたものは太鼓橋でした。一つひとつ足を上げて登るのには、少々疲れが出ました。

 

最も高い場所からは、ゆったりとした空間と静寂が広がっていました。眼下には池が見えました。何か歴史があるような池です。社殿で神主さんが私達を迎えてくれました。椅子に座り正面を見ました。四つの社殿があり、約一七〇〇年の歴史があるとのことです。神主さんが、「ここは神様の前ですので、帽子はお取りください。写真は代表者の方のみでお願いします」と言われました。私達は大変・大変寒く震え上がっていました。その時、「水来」のスタッフの方がタイミングよく「貼るカイロ」を配ってくれました。ありがたいことで、感謝に感謝でした。神主さんにお払いを受け、ここは寒いので室内でお話を聞くことになりました。

 

神主さんのお話
丹生都比売神社の「丹」は丹砂の鉱石から採れる朱を意味している。古来、朱には魔除けの力があり、悪いものを退ける強い女神として信仰されていた。現在でも奈良の春日大社のように、神社仏閣の建物に朱が塗られているものが多いのは魔除けのためである。この丹砂を加熱して蒸発した気体を冷やして出きるものが水銀である。不老長寿の薬や仏像の塗金にと用途が多い水銀は、当時価値のあるものであった。明治時代に行われた神仏分離があるまで、神主と僧侶で神社を守ってきた。今日でも多くの僧侶がこの神社を参拝しており、神前での読経も行われている。

 

「ゆの里」の社長・専務が毎月参拝に来ている。「ゆの里」の温泉発掘で岩にぶつかり、僧侶に祈祷してもらったら湯が出たという話がある。「ゆの里」の第一駐車場に到着した時は一時半を過ぎていました。神主さんのありがたいお話が予定時間を大きく回ってしまいました。空腹の思いをしながら、「ゆの里」の大広間に入りました。「月のしずく」付きの昼食の用意がされていました。後の日程のこともあることだし、お腹もすいていることだし、失礼とは思いましたが食事をしながら専務さんのお話を聞きました。女性の社長さんはお出かけとのことでした。

 

専務さんのお話
「ゆの里」は今年で二〇周年を迎える。三軒の井戸の専門家が井戸の調査をした。「水はありません」と言う返事であった。とりあえず五〇メートル掘って見たところ地震が起こった。水が出てきた。天から授かった水であった。ただし、これは井戸水であった。平成二年に温泉が出た。量は少なかったがバランスの良くて、濃度が濃いものであった。薄めて入浴してもらうことになった。ここは弘法大師ゆかりの地・高野山麓橋本市神野々(このの)に位置している。

 

「ゆの里」に湧く三種類の水は「金水」「銀水」「銅水」と呼ばれている。「銀水」は地下一一八七メートルの深さから沸き出ている。別名「神秘の水」とも呼ばれ、ミネラル成分がとてもバランスよく溶け込んでいる。「金水」は無菌の地下水で飲用にも適した天然の鉱泉水である。「銅水」は自律神経や精神に働きかけると言われている。入浴に適したバランスにブレンドしている。

 

専務さんのお話を聞きながら食も進み、皆さんは和やかに食事時間を謳歌しました。笑いのある食事も終わり、宿のバスで柿狩りに出発することになりました。柿は柿でも富有柿です。細い道を走り、対向するのは至難の技でした。我々が乗って来たバスは大きく、この畦道には適さないことが分りました。揺れる車中で地元の方から注意がありました。「柿の木は折れやすい。必ず足元を確認して欲しい。柿は逃げない。ケガをしてはいけない」・・・お土産用の籠を受け取りました。柿は五つまでです。太陽に当たっている大きな富裕柿をゲットしなければ・・・十五分ぐらいで現地に着きました。

 

少しばかり急な坂道を歩きました。一人ひとり、ナイフを受け取り柿を求めて歩き出しました。あるわ、あるわ。立派な柿です。熟して食べ頃の柿を捜しました。「なんと新鮮でおいしいことか」とあちらこちらから声が聞こえてきました。一〇〇〇円を出して大き目の籠を買えば、その籠に入るだけの柿を入れることができました。何人かの方がお土産にしていました。興奮という二文字を乗せて、バスは宿に帰って来ました。

 

神秘の水・「月のしずく」を持ってきたポリタンクに入れてもらいました。また、ロビーではその水を自由に飲むことができました。また、神秘の水で栽培している蘭の花が立派でした。温泉は良く温もりました。いつまでも浸かっていたい気持ちでした。露天風呂にも浸かり、そこから高野山の山並をいつまでも見つめていました。しかし、あまりゆっくりはできません。集合時間が近づいています。後ろ髪を引かれる思いで温泉を出ました。

 

「ゆの里」を午後六時前に出発しました。現在、一路大阪に向っています。もうすでに日は暮れて外は暗闇です。今、社長から来年の名水ツアーは、名水「七滝」の沖縄行きの提案がありました。店長から「毎月、その費用の積み立てをしませんか」という提案もありました。私個人としては賛成ですが、おそらく二泊三日のツアーになると推測されます。仕事の関係などで参加者の人数が減ることを懸念します。取りこし苦労かもしれませんが・・・

車内ではテレビが放映されています。高倉健・倍賞千恵子主演の北海道を舞台にしたドラマです。それを観ていると眠たくなってきました。気持ちよく眠っている方もおられます。午後六時四十五分 河内長野通過    午後六時五十八分   富田林通過午後七時二十分 難波通過   午後七時三十二分 本町通過

前回は「ウォーターショップ「水来」に何時に着くでしょうか」という恒例のクイズがありました。その時間が最も近い方に「水来」からプレゼントがありました。今回はそれがなくて残念でした。最後に社長から、「この企画を今後何十年も続けていきたい」という趣旨の挨拶がありました。一人ひとり、満足顔でバスを降りました。七時三十七分に無事、到着しました。

「水来」のスタッフの皆様、ありがとうございました。我々の目の見えないところで様々な苦労があったことと思います。準備・企画の段階でも苦心なさったことが、多くあったことと察します。厚くお礼申し上げます。今後の「水来」の発展を祈念しております。(完)